ボルタレン 錠。 医療用医薬品 : ボルタレン

ボルタレン錠・ボルタレンSRカプセルとはどんな薬か?

ボルタレン 錠

消化性潰瘍のある患者〔消化性潰瘍を悪化させる。 〕(ただし、「1. 慎重投与」の項参照) 重篤な血液の異常のある患者〔副作用として血液障害が報告されているため血液の異常を悪化させるおそれがある。 〕(「4. 副作用」の項参照) 重篤な肝障害のある患者〔副作用として肝障害が報告されているため肝障害を悪化させることがある。 〕(「4. 副作用」の項参照) 重篤な腎障害のある患者〔腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化させることがある。 〕 重篤な高血圧症のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。 〕 重篤な心機能不全のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。 〕 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者〔重症喘息発作を誘発する。 〕 インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の患者(「10. その他の注意」の項参照) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「6. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照) トリアムテレンを投与中の患者(「3. 相互作用」の項参照) 効能・効果及び用法・用量 消化性潰瘍の既往歴のある患者〔消化性潰瘍を再発させることがある。 〕 血液の異常又はその既往歴のある患者〔血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。 〕 出血傾向のある患者〔血小板機能異常が起こることがあるため出血傾向を助長するおそれがある。 〕 肝障害又はその既往歴のある患者〔肝障害を悪化又は再発させることがある。 〕 腎障害又はその既往歴のある患者〔腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化又は誘発することがある。 〕 腎血流量が低下しやすい患者〔心機能障害のある患者、利尿剤や腎機能に著しい影響を与える薬剤を投与中の患者、腹水を伴う肝硬変のある患者、大手術後、高齢者等では有効循環血液量が低下傾向にあり、腎血流量が低下しやすいので、腎不全を誘発するおそれがある。 〕 高血圧症のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。 〕 心機能障害のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。 〕 SLE(全身性エリテマトーデス)の患者〔SLE症状(腎障害等)を悪化させるおそれがある。 〕 過敏症の既往歴のある患者 気管支喘息のある患者〔気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており、それらの患者では重症喘息発作を誘発する。 〕 潰瘍性大腸炎の患者〔症状が悪化したとの報告がある。 〕 クローン病の患者〔症状が悪化したとの報告がある。 〕 食道通過障害のある患者〔食道に停留し食道潰瘍を起こすおそれがある。 〕(「9. 適用上の注意」の項参照) 高齢者及び小児〔副作用、特に過度の体温下降・血圧低下によるショック症状があらわれやすい。 〕(「2. 重要な基本的注意」、「5. 高齢者への投与」、「7. 小児等への投与」の項参照) 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者(ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能又は効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。 ) 重要な基本的注意 ジクロフェナクナトリウム製剤を投与後にライ症候群を発症したとの報告があり、また、同効類薬(サリチル酸系医薬品)とライ症候群との関連性を示す海外の疫学調査報告があるので、本剤を小児のウイルス性疾患の患者に投与しないことを原則とするが、投与する場合には慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。 〔ライ症候群:水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、CK(CPK)の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。 〕 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。 患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に留意すること。 過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う小児及び高齢者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。 重篤な肝障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察すること。 特に連用する場合は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。 また、肝障害に先行して、あるいは同時に急激な意識障害があらわれることがある。 慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。 長期投与する場合には、定期的に臨床検査(尿検査、血液検査及び肝機能検査等)を行うこと。 また、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な措置を講ずること。 薬物療法以外の療法も考慮すること。 急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。 急性炎症、疼痛及び発熱の程度を考慮し、投与すること。 原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。 原因療法があればこれを行い、本剤を漫然と投与しないこと。 感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染による炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与すること。 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。 本剤投与中に眠気、めまい、霧視を訴える患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること。 相互作用 CYP2C9を阻害する薬剤 ボリコナゾール等 本剤のCmaxとAUCが増加することがある。 これらの薬剤は本剤の代謝酵素であるCYP2C9を阻害する。 ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン等 痙攣を起こすおそれがある。 痙攣が発現した場合には、気道を確保し、ジアゼパムの静注等を行う。 ニューキノロン系抗菌剤が脳内の抑制性神経伝達物質であるGABAの受容体結合を濃度依存的に阻害し、ある種の非ステロイド性抗炎症剤との共存下ではその阻害作用が増強されることが動物で報告されている。 リチウム 強心配糖体 ジゴキシン等 メトトレキサート これらの薬剤の血中濃度を高め、その作用を増強することがある。 必要に応じて、これらの薬剤の用量を調節する。 本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、これらの薬剤の腎クリアランスが低下するためと考えられる。 アスピリン 相互に作用が減弱されることがある。 アスピリンは本剤の血漿蛋白結合を減少させ、血漿クリアランスを増加させることにより、その血中濃度を減少させる。 逆に、本剤により、アスピリンの尿中排泄量が増加するとの報告がある。 アスピリン 消化器系の副作用を増強させるおそれがある。 両剤とも消化管の障害作用をもつため、併用した場合その影響が大きくなるおそれがある。 非ステロイド性消炎鎮痛剤 相互に胃腸障害等が増強されることがある。 両剤とも消化管の障害作用をもつため、併用した場合その影響が大きくなるおそれがある。 副腎皮質ステロイド剤 プレドニゾロン等 相互に副作用、特に、胃腸障害等が増強されることがある。 両剤とも消化管の障害作用をもつため、併用した場合その影響が大きくなる。 本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、これらの薬剤の血圧低下作用を減弱するおそれがある。 プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 危険因子:高齢者 利尿剤 ヒドロクロロチアジド フロセミド等 これらの薬剤の作用を減弱させることがある。 利尿効果、血圧を観察し、必要に応じてこれらの薬剤の増量を考慮する。 本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、これらの薬剤の利尿効果を減弱するおそれがある。 カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン カンレノ酸 抗アルドステロン剤 エプレレノン これらの薬剤の作用を減弱させることがある。 また、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。 プロスタグランジン産生が抑制されることによって、ナトリウム貯留作用による降圧作用の減弱、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。 危険因子:腎機能障害 抗凝血剤及び抗血小板薬 ワルファリン レビパリン クロピドグレル エノキサパリン等 出血の危険性が増大するとの報告がある。 血液凝固能検査等出血管理を十分に行う。 本剤の血小板機能阻害作用とこれらの薬剤の作用により、出血の危険性が増大する。 シクロスポリン シクロスポリンによる腎障害を増強するとの報告がある。 腎機能を定期的にモニターしながら慎重に投与する。 機序は十分解明されていないが、本剤はシクロスポリンによる腎障害に対して保護的な作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害し、腎障害を増大すると考えられる。 シクロスポリン 高カリウム血症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。 高カリウム血症の副作用が相互に増強されると考えられる。 ドロスピレノン・エチニルエストラジオール 高カリウム血症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。 高カリウム血症の副作用が相互に増強されると考えられる。 コレスチラミン 本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 コレスチラミンによる吸収阻害を避けるため、コレスチラミン投与前4時間若しくは投与後4〜6時間以上、又は可能な限り間隔をあけて慎重に投与すること。 コレスチラミンは陰イオン交換樹脂であり、消化管内で胆汁酸、陰イオン性物質や酸性物質等と結合してその吸収を遅延・抑制させる。 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 (SSRI) フルボキサミン パロキセチン 消化管出血があらわれることがあるので、注意して投与すること。 これらの薬剤の投与により血小板凝集が阻害され、併用により出血傾向が増強すると考えられる。 副作用 (頻度不明) 以下のような副作用があらわれることがある。 このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 ショック(胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、四肢冷却、血圧低下、意識障害等)、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等) 出血性ショック又は穿孔を伴う消化管潰瘍 消化管の狭窄・閉塞(消化管の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがある) 再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎) 急性腎不全(間質性腎炎、腎乳頭壊死等)(症状・検査所見:乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等)、ネフローゼ症候群 重症喘息発作(アスピリン喘息) 間質性肺炎 うっ血性心不全、心筋梗塞 無菌性髄膜炎(項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等)〔特にSLE又はMCTD等のある患者では注意すること。 〕 重篤な肝障害(劇症肝炎、広範な肝壊死等) 急性脳症(特に、かぜ様症状に引き続き、激しい嘔吐、意識障害、痙攣等の異常が認められた場合には、ライ症候群の可能性を考慮すること) 横紋筋融解症(急激な腎機能悪化を伴うことがある)(症状:筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等) 脳血管障害 その他の副作用 頻度不明 0. 1%〜5%未満 0. 本剤の承認適応疾患における疾患別有効率は、次のとおりである。 疾患名\ 例数 有効 有効率(%) 関節リウマチ 93 48 51. 6 変形性関節症 188 117 62. 2 変形性脊椎症 94 63 67. 0 腰痛症 248 158 63. 7 腱鞘炎 26 15 57. 7 頸肩腕症候群 76 42 55. 3 神経痛 70 51 72. 9 後陣痛 91 67 73. 6 骨盤内炎症 101 67 66. 3 月経困難症 52 42 80. 8 膀胱炎 170 113 66. 5 前眼部炎症 94 72 76. 6 手術後の疼痛・炎症 202 146 72. 3 抜歯後の疼痛・炎症 345 284 82. 3 薬効薬理. 日本チバガイギー株式会社・医薬情報部編集, 日本チバガイギー医薬品 過量使用時の症状と処置, 91, 1987. Akil,M. et al. , Br. Rheumatol. , 35 1 , 76, 1996. Smith,G. et al. , Br. Rheumatol. , 35 5 , 458, 1996. Mendonca,L. et al. , Rheumatology, 39 8 , 880, 2000. 水島 裕ほか, 炎症, 8 5 , 475, 1988. Faigle,J. et al. , Xenobiotica, 18 10 , 1191, 1988. Degen,P. et al. , Xenobiotica, 18 12 , 1449, 1988. 社内資料:血中濃度、排泄および代謝に関するヒトでの実験. 高島俊行ほか, 基礎と臨床, 6 8 , 1682, 1972. 鶴見介登ほか, 日本薬理学雑誌, 69 2 , 299, 1973. 鶴見介登ほか, 日本薬理学雑誌, 69 2 , 319, 1973. 青木隆一ほか, 基礎と臨床, 6 8 , 1770, 1972. 続 益展ほか, 歯科展望, 41 6 , 1059, 1973. Krupp,P. et al. , Fifth Int. Congr. Pharmacol. Abstract, 1972. Menasse,R. et al. , Scand. Rheumatol. , Suppl. 22 , 5, 1978 作業情報.

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ボルタレンの種類と特徴|生理痛などへの効果や時間、眠気の副作用なども|インフルエンザの使用やロキソニンとの違い、市販での販売についても|薬インフォ

ボルタレン 錠

1.ボルタレンの特徴 まずはボルタレンの特徴を紹介します。 ボルタレンは、とても強力な解熱(熱さまし)・鎮痛(痛み止め)作用を持ちます。 頼れるお薬ですがその分副作用も生じやすいお薬になります。 ボルタレンはNSAIDsに属します。 NSAIDsとは「非ステロイド性消炎鎮痛剤」の事で、ステロイド作用を持たない炎症を抑えるお薬の事です。 炎症が抑えられると熱を下げたり、痛みを抑えたりといった効果が期待できるため、臨床では主に熱さまし(解熱剤)・痛み止め(鎮痛剤)として用いられています。 ボルタレンの最大の特徴は、その強力な作用にあります。 NSAIDsに属するお薬はたくさんありますが、その中でもボルタレンの効果は最強だと言っても良いでしょう。 もちろんお薬の効きには個人差がありますので誰にとっても最強の解熱鎮痛剤となるわけではありませんが、一般的にはNSAIDsの中でトップクラスの解熱鎮痛作用を持ちます。 またボルタレンは即効性にもある程度優れます。 発熱や痛みはつらい症状であるため、解熱・鎮痛作用は出来るだけすぐに欲しいものです。 ボルタレンは服用後30分以内に効果が発現する事が確認されており、即効性としても十分に頼れるお薬です。 しかし作用が強力であるという事は副作用も強力だという事になります。 特にNSAIDsでしばしば問題となる胃腸障害(胃炎・胃潰瘍など)が発生するリスクはNSAIDsの中でも高く、長期間使用するのにはあまり向かないお薬になります。 以上からボルタレンの特徴として次のような点が挙げられます。 【ボルタレンの特徴】 ・解熱・鎮痛作用は非常に強力 ・即効性にもまずまず優れる ・作用が強力な分、副作用も強い スポンサーリンク 2.ボルタレンはどのような疾患に用いるのか ボルタレンはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には、次のように記載されています。 そのため用いる疾患は、発熱を来すようなもの、痛みを来すようなものになります。 難しい病名が書かれていますが、大きな認識としては「痛みや熱などが認められる疾患に対して、その症状の緩和に用いる」という認識で良いでしょう。 各種疾患に対するボルタレンの総合的な有効率は、73. 具体的には、• 関節リウマチに対する有効率は45. 変形性関節症に対する有効率は62. 変形性脊椎症に対する有効率は63. 腰痛症に対する有効率は73. 腱鞘炎に対する有効率は76. 頸肩腕症候群に対する有効率は65. 神経痛に対する有効率は72. 後陣痛に対する有効率は91. 骨盤内炎症に対する有効率は78. 月経困難症に対する有効率は81. 膀胱炎に対する有効率は86. 前眼部炎症に対する有効率は81. 手術後の疼痛・炎症に対する有効率は82. 抜歯後の疼痛・炎症に対する有効率は87. かぜ症候群に対する有効率は65. 咽喉頭炎に対する有効率は68. ボルタレンを始めとするNSAIDsを使用する際は、これらは根本を治す治療ではなくあくまでも対症療法に過ぎないことを忘れてはいけません。 対症療法とは「症状だけを抑えている治療法」の事です。 あくまでも表面的な症状を感じにくくさせているだけの治療法で根本を治している治療ではない事を忘れてはいけません。 例えば急性上気道炎(いわゆる風邪)の発熱・痛みに対してボルタレンを投与すれば、確かに熱は下がるし、痛みも軽減します。 しかしこれは風邪の原因であるウイルスをやっつけているわけではなく、あくまでも発熱や発痛を起こしにくくしているだけに過ぎません。 対症療法が悪い治療法だということはありませんが、対症療法だけで終わってしまうのは良い治療とは言えません。 対症療法に加えて、根本を治すような治療も併用することが大切です。 例えば先ほどの急性上気道炎であれば、ボルタレンを使用しつつも、• 栄養をしっかり取る• 十分に休養する• マスクで感染予防する など、ウイルスをやっつけるための治療法も併せて行う必要があります。 3.ボルタレンにはどのような作用があるのか ボルタレンは「非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)」という種類に属しますが、NSAIDsの作用は、消炎(炎症を抑える)事によって解熱(熱を下げる)と鎮痛(痛みを抑える)ことになります。 ボルタレンも他のNSAIDsと同様に中枢性の鎮痛作用と末梢性の消炎作用を有しています。 その作用機序について説明します。 炎症とは、• 発赤 (赤くなる)• 熱感 (熱くなる)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛みを感じる) の4つの徴候を生じる状態のことで、感染したり受傷したりすることで生じます。 またアレルギーで生じることもあります。 みなさんも身体をぶつけたり、ばい菌に感染したりして、身体がこのような状態になったことがあると思います。 これが炎症です。 ボルタレンは炎症の原因が何であれ、炎症そのものを抑える作用を持ちます。 つまり、発赤・熱感・腫脹・疼痛を和らげてくれるという事です。 具体的にどのように作用するのかというと、ボルタレンなどのNSAIDsはシクロオキシゲナーゼ COX という物質のはたらきをブロックするはたらきがあります。 COXは、プロスタグランジン PG が作られる時に必要な物質であるため、COXがブロックされるとプロスタグランジンが作られにくくなります。 プロスタグランジンは炎症や痛み、発熱を誘発する物質です。 そのため、ボルタレンがCOXをブロックすると炎症や痛み、発熱が生じにくくなるというわけです。 ボルタレンはCOXをブロックする作用が強力であり、そのために強い解熱・鎮痛作用を有しています。 ちなみにCOXには、COX1とCOX2があります(正確に言えばCOX3もあります)。 このうち、主に炎症に関わっているのはCOX2であるため、COX2を集中的に抑える事ができると副作用少なく炎症だけを抑えることができます。 しかしボルタレンはCOX1もCOX2も非選択的に抑えてしまうため、強力な作用が得られる反面、副作用も少なくないのです。 スポンサーリンク 4.ボルタレンの副作用 ボルタレンにはどんな副作用があるのでしょうか。 またどの頻度はどのくらいなのでしょうか。 ボルタレンの副作用発生率は10. 同種のNSAIDsの中でも副作用は多めであり、服用の際には注意が必要です。 生じうる副作用としては、• 消化器症状 胃部不快感など)• 発疹 などが報告されています。 ボルタレンをはじめとしたNSAIDsでもっとも注意すべきなのが「胃腸系の副作用」です。 これはNSAIDsがプロスタグランジンの生成を抑制するために生じます。 プロスタグランジンは炎症を起こす作用とは別に、実は胃粘膜を保護するはたらきを持っています。 NSAIDsによってこれが抑制されると胃腸が荒れやすくなってしまうのです。 胃痛や悪心などをはじめ、ひどい場合は胃炎や胃潰瘍・大腸炎などになってしまうこともあります。 このため、NSAIDsは漫然と長期間使用し続けないことが推奨されています。 またボルタレンは調査によって• 男性(5. 年齢が上がるほど副作用が生じやすくなる ことが明らかになっています。 これらに該当する方はとりわけ副作用に注意しなければいけません。 重篤な副作用としては、• ショック、アナフィラキシー• 出血性ショック又は穿孔を伴う消化管潰瘍• 消化管の狭窄・閉塞• 再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少• 中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(SJS)• 紅皮症(剥脱性皮膚炎)• 急性腎不全(間質性腎炎、腎乳頭壊死等)、ネフローゼ症候群• 重症喘息発作(アスピリン喘息)• 間質性肺炎• うっ血性心不全、心筋梗塞• 無菌性髄膜炎• 重篤な肝障害(劇症肝炎、広範な肝壊死等)• 急性脳症• 横紋筋融解症• 脳血管障害 が報告されています。 これらは頻度は稀ではあるものの、絶対に生じないわけではありません。 特に使用が長期に渡る場合はとりわけ注意が必要です。 またボルタレンは次のような患者さんには投与する事が出来ません(禁忌)。 消化性潰瘍のある方(胃潰瘍・十二指腸潰瘍などをより悪化させる)• 重篤な血液の異常のある方(血液異常を更に悪化させる)• 重篤な肝障害のある方(肝障害をより悪化させる)• 重篤な腎障害のある方(腎障害をより悪化させる)• 重篤な高血圧症の方(浮腫や血圧上昇を更に悪化させる)• 重篤な心機能不全のある方(心臓の仕事量を増やし心不全を更に悪化させる)• ボルタレンに対して過敏症の既往歴のある方• アスピリン喘息またはその既往歴のある方(喘息発作を誘発する)• インフルエンザの臨床経過中の脳炎・脳症の方(死亡率が他のNSAIDsと比べて高い)• 妊娠末期の女性(胎児の動脈管を収縮させてしまう可能性がある)• トリレテンを投与中の方(併用で急性腎不全が現れる事がある) また、NSAIDsは喘息を誘発する危険があるため、できる限り喘息の患者さんには投与しない方が良いでしょう。 5.ボルタレンの用法・用量と剤形 ボルタレンは次の剤型が発売されています。 ボルタレン錠 25mg これ以外にも、• ボルタレンSRカプセル(ゆっくり長く効くように工夫された剤型)• ボルタレンサポ(肛門から挿入する坐薬)• ボルタレンテープ(湿布) といった剤型もあります。 また、ボルタレンの使い方は適応疾患によって異なります。 また、頓用する場合には25~50mgとする。 なお、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 となっています。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 ただし、原則として1日2回までとし、1日最大100mgを限度とする。 また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 とされています。 いずれも空腹時の投与は避けるよう推奨されています。 これは空腹時に服用すると特に胃腸に負担がかかりやすく、胃腸系の副作用が生じやすくなってしまうためです。 6.ボルタレンが向いている人は? ボルタレンはどのような方に向いているお薬なのでしょうか。 ボルタレンの特徴をおさらいすると、 ・解熱・鎮痛作用は非常に強力 ・即効性にもまずまず優れる ・作用が強力な分、副作用も強い といった特徴がありました。 基本的にNSAIDsは、どれも大きな差はないため、処方する医師が使い慣れているものを処方されることも多々あります。 ボルタレンのメリットは、解熱(熱さまし)・鎮痛(痛み止め)の作用が強力である事に尽きます。 一方でデメリットは、効果が強力な分、副作用も多いという点です。 ここから、他のNSAIDsで効果不十分な時に、ややリスクを取りつつも使うお薬になるでしょう。 非常に頼れるお薬ではありますが、軽度の発熱や弱い痛みに対して最初から用いるべきお薬ではありません。 他のお薬を使ったけども十分な効果が得られない、でも解熱・鎮痛をする必要がある、といった際に検討されるお薬になります。 また副作用のリスクを減らすため、使用は必要最小限にとどめ、漫然と長期間・大量に服用しないように注意が必要なお薬になります。 カテゴリー• 247•

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ボルタレンとロキソニンの違いを比較!効果はどっちが強い?副作用は?

ボルタレン 錠

ボルタレンの種類 ボルタレンにはさまざまな種類があります。 ・ボルタレン錠25mg(飲み薬) ・ボルタレンサポ(座薬) ・ボルタレンSRカプセル(飲み薬) ・ボルタレンゲル(塗り薬) ・ボルタレンローション(塗り薬) ・ボルタレンテープ(貼り薬) この中でも、塗り薬や貼り薬は市販でも買うことができます。 肩こりや腰痛、ぎっくり腰の痛み止めとして使用する場合は、こちらを使ってもいいかと思います。 飲み薬と座薬は市販で買うことはできません。 病院で処方してもらう必要があります。 頭痛の痛み止めとして、使用する場合は飲み薬か座薬を服用する必要がありますね。 また、座薬が一番効能が高く、その次に飲み薬となっています。 飲み薬でも、けっこう胃に負担がかかるので、胃薬と一緒に処方されることが多いようです。 このようにボルタレンは強い薬なので、市販では買うことができないのです。 しかし、ボルタレンに似た成分や効能をもつ市販薬があります!それらの薬を紹介していきます! ボルタレンの代わりになる市販薬:ロキソニンS 頭痛薬として有名な ロキソニンです。 愛用している方も多いのではないでしょうか? 痛みを抑える成分が、ボルタレンではジクロフェナクナトリウムという成分なのに対し、ロキソニンではロキソプロフェンナトリウムという成分に変わっているだけです。 この成分の違いによって、効能が少し変わります。 ロキソニンはボルタレンより痛みを抑える効果が少し弱いです。 とはいっても、ボルタレンは手術後の痛み止め薬としても使われているとても強い薬なので、 普通の頭痛であったらロキソニンでも十分な効果があります。 ロキソニンを使用してみて、それでも痛みがひかない場合は、病院に行ってボルタレンを処方してもらうといいでしょう。 ボルタレンの代わりになる市販薬:イブA錠 イブも頭痛などに対する痛み止めとして優れています。 値段が他の痛み止め薬と比べて安いのでおすすめです。 成分の違いとしては、ボルタレンのジクロフェナクナトリウムというものが、イブの場合は、イブプロフェンナトリウムという成分に変わっています。 効能の違いは、ロキソニンと同様に比べて鎮痛効果は少し下がってしまいます。 しかし、人によって効きやすい薬の成分というものは少し違ってきますので、ロキソニンやイブのほうが良く効くといったことがあるようです。 また イブはボルタレンより圧倒的に胃に優しいです。 痛み止めを飲んで胃が痛くなってしまう場合は、イブを試してみるといいかもしれません! まとめ ボルタレンは痛み止めの薬としては、最強である反面胃への負担が大きいというデメリットもあります。 代わりの市販薬として、ロキソニンやイブも痛み止めとしてとても効果があります。 病院で処方してもらうのが無理な場合は、このような市販薬を試してみましょう!.

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