ヨコ スジ フエダイ。 [785貫目]横筋笛鯛/ヨコスジフエダイ

タテ、ヨコ?正解はヨコスジフエダイです。

ヨコ スジ フエダイ

夏枯れにはまだ早いだろう、なんて不機嫌そうに市場を歩いていたら、久しぶりに面白い魚がやってきた。 ヨコスジフエダイじゃあないですか! フエダイの仲間がくると、夏本番近しなんて感じるもので、思わず2本買い込んでしまう。 ちょっと高等な話になるがフエダイ科にはフエダイ亜科、アオダイ亜科、ハマダイ亜科がある。 アオダイ亜科、ハマダイ亜科の魚が文句なしに高級魚としたら、フエダイ亜科は値段的に一段下がってしまう。 なぜか? やや身が柔らかいためだ。 でも白身で味はいいのである。 今回のフエダイ亜科ヨコスジフエダイは鮮度がいい。 できれば昆布締めにでもしたいところだが、今回はこのまま。 たかさん、最近は見慣れない魚にも馴れている。 「なんて魚かな」 「ヨコスジフエダイだよ」 こんなことを話ながら、あっという間に2かん。 思ったよりも血合いがきれいだ。 それに身に旨味がある。 残念なのは食感が悪いこと。 ちょっと柔らかい。 「でも善戦しているじゃないの」 たかさんがほめる。 「やっぱり昆布締めにした方がよかったね」 「まあドンマイ、ドンマイ」 ちなみに、たかさん最近サッカーに夢中らしい。 なぜなんだろう? なにかあるんだろうか? オリンピックは終わったでしょ。

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東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】

ヨコ スジ フエダイ

形態 [ ] 最大で全長50 cmに達するが、よくみられるのは体長25 cmほどの個体である。 体高はやや高く、頭部背側の輪郭は急峻である。 吻はやや突出する。 前骨には欠刻と瘤状の隆起がよく発達する。 第1の下枝上の数は13か14で、本種の識別形質の一つである。 第一鰓弓全体の鰓耙数は20から22である。 は10棘、14-15軟条をもち、は3棘、7-8軟条をもつ。 は15-16軟条をもち、は中央がわずかに凹んだ形状を示す。 上には48-51の鱗が存在する。 生時の体色は本種を識別する際のおそらく最大の特徴である。 背中と側面は明るい黄色で、腹側にいたるにつれて白色となる。 体の側面には黒く縁取られた明るい青色の縦線が4本入る。 この青色の縞よりもさらに腹側には、淡い灰色の縦帯が数本存在する。 ほとんどの鰭は黄色である。 腹部には微小な赤い斑点があり、薄く赤く見える。 では、背中に黒い斑点がみられることもある。 よく似た同属種の は、体側面の青色縞が5本である点で本種と区別される。 分布 [ ] 本種はの中でも最も広範囲に生息する種のひとつで、との広い海域でみられる。 生息域は沿岸のから、南は、東は、、、、そして太平洋の島々まで広がっている。 日本においても、・をはじめとした南日本でみられ、特に幼魚は頻繁に観察される普通種である。 太平洋側では静岡県以南、側では富山県以南でみられる フエダイ科の他の種と同様、に生息し、浅いでもみられるほか、礁の外周部の水深60 mより浅い海域でもみられる。 ただし、では水深180 m、紅海では水深265 mの地点からも記録がある。 では、砂底やの生えた海底で過ごすことが多い。 日中にサンゴの周りや洞窟、廃船の周りなどで大きな群れを作って泳ぐことが多い。 生息環境は年齢によって微妙に変化し、幼魚は比較的内湾に多い。 生態 [ ] ヨスジフエダイの群れ(・) 本種は基本的にだが多様なをもち、魚や、、、そしてのだけでなく、も捕食対象とする。 食性の中身は加齢や生息域などによっても変化する。 全長20から25cmでに達する。 低緯度地域ではほとんど一年中産卵をするが、においては11月から12月にかけてが最盛期である。 卵は直径0. 78-0. 本種は、に属する Mulloidichthys mimicus という種に擬態を受けることが報告されている。 このヒメジは本種とほぼ同一の体色をもち、本種の群れに紛れ込むことで獲物から身を守っていると考えられている。 人間との関係 [ ] ハワイへの移入 [ ] 1950年代に、ので海洋の調査が行われた際、ハワイの魚類相はその多くが魚で占められていることがわかった。 こういった草食の魚たちを準州の当局者は「無益なの行き止まり "a useless end in the food chain" 」だと結論付けた。 他の太平洋の島々と違って、ハワイにはやフエダイ科の魚が生息していなかったので、趣味やの対象とするために、そして先の調査で示された食物連鎖における「空白の」 を埋めるために、や、マルキーズ諸島、そしてからハタとフエダイの仲間の合わせて11種がハワイへと移入された。 その11種のうち現在までハワイで生き残っているのは3種だが、中でも本種が最も繁栄した種で、現在ではのほとんどの島に生息している。 後年になって、やは本種に獲物や生息場所を奪われたり、あるいは捕食されたりすることによる他種への影響に懸念を表明するようになった。 ただし、この懸念を裏付けるような研究結果は未だ得られていない。 特にハワイ在来種のについては、本種との間にサンゴ礁における隠れ家を巡って競争関係が存在し、本種の方が優位な立場にあることが示唆されているが、この関係が成り立つのは両種ともに高密度で生息するような地域に限られているようである。 の、 Spirocamallanus istiblenni が本種の放流にともなってハワイに移入された可能性が指摘されている。 ハワイ在来の種はこの寄生虫に対する抵抗性を持っていなかった可能性があり、この点でも本種の移入が在来種に脅威となった可能性が指摘されている 結局本種は、当初の目的のように主要な食用や漁業の対象魚となることもなかった。 この理由のひとつは低い市場価値にある。 むしろ本種は、より商業的価値の高い魚を脅威にさらすことから、ハワイの漁師には厄介者とみなされている。 2008年以降、本種やその他の移入種の個体数を減らすことを目的としたの大会も開催されている。 食用魚・観賞魚として [ ] 生息域の全域で、や追い込み網、などを用いた漁業の漁獲対象になる。 多くの国で、の状態でごく普通に流通する。 ハワイにおいては一本釣り漁で水揚げされる主要な種のひとつであり 、上述のように現地では安い値段で流通している。 肉は淡紅色でやや美味である。 日本ではや、といった家庭料理に用いられる。 としても流通することがある。 ギャラリー [ ]• Voyage Group. 2019年6月19日閲覧。 2013. December 2013 version. 1985. Rome: FAO. 207. Carpenter, Kent E. , ed 2001. Rome: FAO. 3308. Friedlander, M. ; J. Parrish; R. DeFelice 2002. Journal of Fish Biology 60 1 : 28—48. Randall, J. ; P. Gueze 1980. Section A Zoologie Biologie et Ecologie Animales 2 2 : 603—609. Kanayama; M. Takata 1972. Introduction of marine game fishes from areas in the Pacific. Job 1 Study XII of Statewide Dingell-Johnson program. ; J. Parrish 2005. Biological Invasions 7 6 : 925—933. Coles, S. ; DeFelice, R. ; Eldredge, L. 2002. Bishop Museum Technical Report 25: 1—245. Font, William F. ; Rigby, Mark C. 2000. Bishop Museum Occasional Papers 64: 53—56. Maui News. 2010年8月17日. 2010年8月閲覧。 Ralston, S. ; Polovina, J. 1982. Fishery Bulletin 80 3 : 435—448.

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赤くて黒い線のある魚「ヨコスジフエダイ」は食べれるの?美味しいの?

ヨコ スジ フエダイ

産地では比較的安い魚なのだが、臭みやクセのないやや淡白な白身はいろいろな料理に使いやすく関東や関西などの都市部では料理店向けにやや高級魚として扱われている。 産地でなければスーパーなどで見かけることはほとんどなく、切り身で買うこともないと思われるが、魚をさばくことができるのであれば家庭でも色々楽しめる魚としてお勧めしたい。 今回入手したものの口や胃の中から小さなアジやキンメモドキなどが出てきた。 フエダイの類は暖海性のものが多いが、本種は温帯域に多く、沖縄辺りには分布していない。 「日本産魚類検索全種の同定第三版」によると日本近海での分布は新潟県〜九州北岸・西岸の日本海・東シナ海沿岸、宮城県南三陸、千葉県館山湾〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海に分布する。 また、海外においては朝鮮半島南岸、台湾、福建省、中国南シナ海沿岸となっている。 9kgであった。 体形はフエダイ属に通じるタイ型だが体型がよく似るタイ科やフエフキダイ科の魚とは違い上下のアゴに鋭い歯を持っている。 ヨコスジフエダイの体色は全体に薄い赤紫で、口の先から尾柄まで体側に一本の黄褐色の線が入っており、体側中央辺りの側線下部に先の黒線と重なるように楕円の暗色班があるのが特徴的。 黒い線は個体によって途中かすれたり消えたりしていることもある。 また、よく見るとウロコの並びに沿って黄色い線が幾筋も入っており、側線より下部は前から後ろに向けて一直線だが、側線より上では斜め後方上に向けて並んでいる。 近縁種のタテフエダイに似るが、タテフエダイの体側の線はかすんだりせず明瞭で、体側中央に楕円の黒斑がないことで見分けられる。 また、前鰓蓋骨後部下縁に小鱗がないことでも区別できる。 今回入手したものは長崎県産。 以前福岡県の直売所で大量に安く売られているのを見かけたこともあった。 釣りをはじめ定置網や刺し網などで漁獲されるが、漁獲量に関する資料は見当たらず不明。 一方で産卵期は春と考えられているので、それを考えると生殖巣が発達し始める前の秋から冬となる。 ただ、フエダイの類は年間を通して大きな差が出にくい魚なのであまり時期にこだわる必要はないのかもしれない。 今回入手したものは5月下旬の獲られた長崎県産だが、十分に美味しく感じられた。

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