ペンタブレットにはどんな種類があるの? 大きく分けて、「板タブレット」と「液晶タブレット」のほか、「タブレットPC」があります。 タブレット(板)上で、専用のペンを動かすと、パソコンを操作できます。 普通のマウス操作のほか、ペンを使って線を描くような操作もできます。 筆圧感知機能に対応したお絵かきソフトなら、筆圧を活かした多彩な表現も可能です。 1万円未満で購入できる製品もあるため、他に比べると、導入費用を安くできます。 ディスプレイを見ながら、手元のペンで描画するため、操作に慣れる必要がありますが、手やペンがディスプレイと被らないので絵が描きやすい、という理由で板タブレットを選ぶ方もいます。 また顔を上げて描くことになるので、姿勢よく作業することができて疲れにくい、というメリットもあります。 パソコンに接続すると、タブレットの液晶画面上でペンを操作できます。 アナログと同じように手元を見ながら描画できるので、移行しやすいというメリットがあります。 ただし、ペンタブレットに比べると、値段が高くなります。 導入費用としては、ペンタブレットに比べて高価です。 10インチ以下の小さい製品であれば、3万円前後から購入できます。 10インチより大きい製品は、4万円以上を目安にしておくとよいでしょう。 セール時期などは、もっと安く購入できる場合もあります。 筆圧感知機能に対応したペンが使えるタブレットPCは、ディスプレイに直接描画できるので、ペンタブレットを接続する必要がありません。 液晶ディスプレイ同様に、手元を見ながら描画できて便利です。 筆圧感知機能に対応しているタブレットPCは、最近では5万円以内で購入できる製品も出てきたので、これからパソコンも購入、という方には有力な選択肢です。 なお、iPadProではなく、iPad 第7世代 、iPad Air(第3世代)でも、Apple Pencilやを購入すると筆圧の効いたお絵描きが楽しめます。 また、撮った写真をその場で読み込んで利用するなど、iPad ならではの使い方も可能です。 気を付ける点として、他のタブレットPCとOSが異なるため、使用できるお絵描きアプリに違いがあります。 たとえば、CLIP STUDIO PAINTはiOSに対応していますが、SAIは対応していません。 カラーイラスト用のアプリでは、ProcreateやアイビスペイントXが人気です。 ノートパソコンと同じくらいの性能を持っているため、値段も同じくらいかかりますが、機能次第では、iPadとApple Pencilのセットで5万円台に抑えることも可能です。 環境に合わせたタブレットを選ぶには? 環境に合わせたタブレットを選ぶためのポイントは、下記のとおりです。 ペンタブレットの動作環境 ペンタブレットのドライバ(設定ソフトウェア)が、接続するパソコンのOSに対応しているか、確認しましょう。 読み取り可能範囲 読み取り可能範囲とは、ペンタブレットで入力可能な範囲のことです。 「入力エリア」や「描画領域」と呼ぶこともあります。 本体サイズ ペンタブレットを使用するには、机の上などの安定した場所に置く必要があります。 机の上に置くスペースがあるか、置き場所とペンタブレット本体のサイズを確認しておきましょう。 特に、液晶ペンタブレットは大きくなりがちなので、気を付けましょう。 ペンタブレットとディスプレイの大きさの関係については、の「手の動きとモニタ上のカーソルの動きとの不一致を解消しよう」という記事が参考になります。 筆圧レベル 筆圧の強弱を感知するレベルです。 たとえば、2048段階とある場合、入力時の筆圧を2048段階に分けて認識します。 標準的な筆圧レベルは4096段階ですが、製品ごとの筆圧レベルの違いを認識できる方はそれほど多くありませんので、ホビーユースであればそれほど気にする必要はないかもしれません。 画面サイズと解像度 タブレットPCや液晶タブレットを購入する場合は、画面サイズと解像度もチェックしておきましょう。 画面サイズは、描画できる範囲のことです。 解像度は、画面に表示可能な縦横のドット数のことです。 同じ画面サイズでも、解像度の数値が高い方が、きめ細かい表示が可能です。 映像ケーブル 液晶タブレットを購入する場合は、PC とUSB ケーブルの他に映像ケーブルでも接続する必要があります。 パソコン上では2 つ目のモニタとして扱われますので、OS 上のディスプレイ設定の確認が必要です。 パソコン側にHDMI 端子があることを確認しましょう。 最新機種だとUSB Type-C で接続する場合も増えています。 PCのスペック タブレットPCを購入する場合は、本体サイズや筆圧レベルのほかに、タブレットPC本体のスペック(性能)も確認しておきましょう。 タブレットPCは、性能に応じて複数のラインナップを用意している場合があります。 たとえば、iPad Proの場合は、ストレージ容量を64GB・256GB・512GBから選べます。 ただし、性能が良いものほど、価格が高くなります。 お絵描きに適したPCのスペックについては、をご覧ください。 ペンタブレット ここでは、比較的価格が安く、入手しやすいペンタブレットをご紹介します。 いずれも、WindowsとmacOSの両方で使用できます。 また、ドライバ(設定画面)が、日本語に対応しているものを選びました。 レビュー環境は、下記のとおりです。 OS:Windows 10• お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT• 製品購入時期:2017年~2019年• タブレットドライバを最新バージョンに更新し、ほぼ初期設定の状態で使用 ペンの重さや太さなどは個人の好みで変わりますが、あとからでも調整できる「軽くて細い」ものをおススメします。 重さや太さは、ペンにカバーや重りを追加することで、カスタマイズできます。 今ならCLIP STUDIO PAINT DEBUTも付いてくる! One by Wacomは、とだけで販売されている限定モデルです。 リーズナブルに購入できるWacom製ペンタブレットとして、現在人気の製品です。 現在は、購入特典としてCLIP STUDIO PAINT DEBUTがバンドルされており、パソコンとOne by Wacomを購入するだけで、デジタルお絵描き環境を構築できます。 筆圧レベルは、2048段階と他製品より低めですが、2018年の春ごろまで販売されていたIntuos ComicやIntuos Drawと同等です。 ホビーユースであれば、快適に描画できる品質です。 ペン軸は、一般的なシャープペンシルやボールペンと同じくらいの太さなので、初めてペンタブレットに触れるユーザーでも馴染みやすいです。 また、コンパクトなサイズにもかかわらず、描画領域が広めです。 次に紹介する同価格帯のWacom Intuos Smallよりも広い範囲にお絵描きできます。 デスクトップ環境など15インチ以上のモニターでお絵描きする場合は、描画領域が広い方が違和感なくお絵描きできるのでおすすめです。 描画領域が狭いペンタブレットが苦手な場合も、こちらの製品を検討してみても良いでしょう。 デジタルお絵かき環境の導入費用を安く抑えつつ、国内メーカーのペンタブレットを使いたい方に向いています。 本体サイズ:277. 7mm• 描画領域:216. 0mm• 筆圧レベル:2048段階• 価格:5,940円(税込)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• ペン軸が細く、一般的なシャープペンシルやボールペンと同じくらいの太さなので、手に馴染みやすいです。 さらに、ペンに電池を入れる必要がないため、ペン自体が軽くて扱いやすいです。 2018年春に発売されたモデルでは、筆圧レベルが4096段階に改良され、筆圧の強弱の反映がより滑らかになりました。 なお、4096段階の筆圧レベルを使用するには、ドライバの設定を変更する必要があります。 さらに、描画面のサイズは従来通りのまま、本体サイズが小さくなり、Bluetoothで無線接続もできるので、机のスペースを広く使えます。 ペンを使わないときは、本体エクスプレスキーの上にペンを置けるので、ペンスタンドも必要ありません。 Wacom製のペンタブレットは、都市部の大きい家電量販店であれば、販売していることが多く、実際に描き味を試してから購入できるのが大きな魅力です。 日本のメーカーなので、WEBサイトやサポートも日本語に対応しているのも安心です。 購入すると、やなどのお絵描きソフトから、好きなものをダウンロードできます。 Bluetoothに対応していないWacom Intuos Small ベーシックの場合、ダウンロードできるお絵描きソフトが限られますが、ペンタブレットの購入費用を抑えられます。 すでに愛用のお絵かきソフトを購入している場合は、こちらもおすすめです。 カラーバリエーションも3種類あり、インテリアや好みに合わせて、気に入った色を選ぶのもよいでしょう。 本体サイズ:200. 8mm• 描画領域:152. 0mm• 筆圧レベル:4096段階• 価格:Wacom Intuos small ワイヤレス 10,978円(税込) Wacom Intuos small ベーシック 7,465円(税込)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 小さいサイズのペンタブレット ここで紹介するペンタブレットの中では、最も安価なタブレットです。 タブレット本体のサイズは非常に小さく、大きいディスプレイを使用している環境では、描きにくい場合もあります。 ペンタブレットを持ち運びたい場合や、ディスプレイサイズの小さいノートPC等で使う場合なら、サイズの小ささもなじむかもしれません。 基本的な描画は可能で、筆圧感知機能もあります。 描き心地は、タブレット面はとても滑らかで、ペン芯は沈むような感覚があります。 また、タブレット面も多少沈むので、強めの筆圧だとたわみを感じます。 中国メーカーの製品ですが、ドライバやマニュアルは日本語に対応しています。 購入方法は、Amazonなどの大手通販サイトのみです。 電気店などの店頭では、購入できません。 安いので品質が許容範囲かどうかが気になるところですが、試してから購入できないところは若干の不安を感じるかもしれません。 とにかく安くペンタブレットを導入したいという方に向いています。 本体サイズ:186. 6 x 139. 2 x 6. 3mm• 描画領域:47. 6 x 76. 2 mm• 筆圧レベル:4096段階• 価格:2,879円~(2019年12月描きナビ編集部調べ)• シンプル機能のペンタブレット タブレットにファンクションキー(ボタン)がなく、薄くて軽量です。 設定も非常にシンプルで、初心者向けです。 設定を駆使して、描き心地を極めたい方には向いていません。 基本的な描画は可能で、筆圧感知機能にも対応しています。 ワコムのIntuosComicに比べると、ペン先が沈む感覚がありますが、安定感はあります。 電池を使用しないペンなので、軽くて手に負担がかかりにくいです。 描き心地は、木目の繊維を活かした微細な凹凸があります。 繊維が横向きなので、縦のストロークと横のストロークで描き心地が変わります。 説明書、ドライバ、WEBサイトも、日本語に対応しています。 ただし、ドライバは、公式サイトからダウンロードする必要があります。 都市部の大きな電気店などでは扱っている場合がありますが、メーカーサイトや大手通販サイトから購入した方が入手しやすいです。 木目で描き心地が独特なため、自分と合うかどうか実際に触って確かめたいところです。 筆圧レベル:2048段階• 価格:5,677円(税込)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 線の強弱や濃淡を筆圧で調整するタイプはもちろん、あらゆる作風で、ニュアンスの再現が高い精度で可能になります。 さらに、傾き検知機能も搭載されているため、ペンの傾きも描画に反映されます。 プロから初心者まで安心して購入できるタブレットでしょう。 タブレットの表面は適度な摩擦感があり、他と比べると、紙に描いているのに近い感覚で描画できます。 Bluetoothを使った無線接続にも対応しているため、大きいサイズでも、机周りをすっきりできるのも魅力です。 Intuos Comic smallと同様に、都市部の大きい家電量販店であれば販売していることが多く、実際に描き味を試してから購入できます。 筆圧レベル:8192段階• 価格:29,400円(税込)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 充電不要のペンもついて、廉価でありながら劣らない機能を備えています。 使い方に応じてカスタム可能な合わせて28個と豊富なショートカットキーを搭載しており、ショートカット誤動作防止のロックキーも付いています。 サイズが1種類しかないため、既に使用している異なるサイズのペンタブレットからの乗り換えで使用感を損ないたくない場合は、他のメーカーの同じサイズのタブレットを検討した方が良いかもしれません。 感度が良い分すぐに強弱がついてしまう、ペン先が少し沈むなど、癖のある描き味なので使用する際には調整や慣れが必要になる場合があります。 筆圧レベル:8192段階• 価格:6,860円(税込)(2019年12月描きナビ編集部調べ)• 公式サイト: 液晶タブレット ここでは、液晶タブレットをご紹介します。 入手しやすい価格で、日本語ドライバが付属する製品を紹介します。 レビュー環境は、下記のとおりです。 OS:記載のあるものを除き、Windows10• お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT• 製品購入時期:2017年~2019年• ペンは初期設定の状態で使用。 シンプルで安価な液晶タブレット Wacom ワコム 製の液晶ペンタブレットです。 シンプルで描くことだけに特化したモデルです。 シンプルゆえに価格も安くなっていますが、Wacom製のペンタブレットの描き心地はそのままです。 ペン先とポインターの視差が少なく、的確な描画が行えます。 ペンの滑りも違和感がなく、長いストロークも自然に描画できました。 筆圧レベルは8192段階で、ペンの傾きにも対応しているため、描画に直感的な変化が付けられます。 ペンもしっかりした作りなので、力を入れやすいです。 接続ケーブルは、1本にまとまっており、PCやコンセントに接続する部分だけ分岐されています。 環境次第では、机の上のケーブルをすっきりできます。 基本的なつくりも非常にしっかりしています。 ただし、描くための環境作りについては、追加でカスタマイズする必要があります。 たとえば、本体にショートカットなどを登録するためのボタンがありません。 ボタンを使用したい場合は、別売のExpressKey Remoteや左手デバイスなどが必要です。 また、本体にスタンドが付属していますが、角度は19度に固定されています。 別売のスタンド(2月発売予定)を購入すると、19度~68度まで柔軟に角度を変更できます。 環境にこだわりがある場合は、追加投資も必要かもしれません。 Wacom製の上位モデルに比べると、色の再現度がやや低いのが気になりますが、ホビーユースであれば、問題ない程度です。 仕事でカラーイラストを描く場合は、上位モデルのWacom Cintiq Pro 16などもおすすめです。 5mm• 描画領域:15. 筆圧レベル:8192段階• 価格:67,868円(税込)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 安価でデジタルイラストを始めたばかりの人でも購入が検討できる価格帯です。 安価な分、画質や色の再現度はやや低くストロークにもわずかな遅延がありますが、傾き検知が非常に正確で、4096レベルの筆圧感知にもかかわらず同社上位モデルにも劣らない繊細なタッチの線が引けます。 Android端末と接続して使用できるため、スマートフォンなどを母体にして筆圧に対応したドローイングアプリをインストールすれば、PCを持っていなくても液晶ペンタブレットでのお絵描きが始められます。 プロペンなどの上位モデル用のペンは使用できませんが、付属している充電不要なWacom One Penは非常に軽量で手が疲れにくいです。 Wacom One Penが手に合わなくてもなどの他のメーカー製のタブレット用デジタルペンが使用できるため、お気に入りのペンを使って作業ができます。 本体サイズ: 357 x 225 x 14. 6 mm• 描画領域:13. 筆圧レベル:4096段階• 価格:42,501円 税込 (2020年2月描きナビ編集部調べ)• サイズが非常に小さいため、机の上のスペースが少ないという方でも、導入できます。 ペンの描き心地は、筆圧を反映した描画を行えます。 ペンは細くて軽いのですが、力がかけにくい形状です。 筆圧が強いタイプの方は工夫が必要です。 ペン先と描画点の視差は狭くはないです。 本体にスタンドが付いており、決まった角度であれば、液晶タブレットの角度を変更できます。 USBだけで接続できるため、グラフィック出力端子が少ないPCでも使用でき、導入のハードルが低いです。 ただし、3Dデータなどを扱う場合は、グラフィックメモリを使用しないため、動作が遅くなることもあります。 WEBサイトやサポートは英語のみですが、マニュアルやドライバは日本語に対応しています。 ドライバの設定にはクセがあるので、PCスキルの低い方にはあまりお勧めできません。 タブレットのモニター上で、輝度・コントラスト・RGB等の値が変更できないため、色の再現率は低いです。 PC側のディスプレイで、色味などはこまめに確認した方がよいでしょう。 ホビー用途であれば、なんとか許容範囲かと思います。 ペンタブレットに馴染めない場合は、乗り換え対象として検討できる価格帯です。 注意点は、macOSに対応していない点です。 同じ液晶サイズと価格帯の製品としては、があります。 これらの製品は、macOSにも対応しているので、購入候補として検討してみてもよいでしょう。 5mm• 描画領域:10. 筆圧レベル:2048段階• 価格:19,999円(税込)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 公式サイト: タブレットPC ここでは、タブレットPCをご紹介します。 家電量販店などの店舗や大きな同人イベントなどで、描き心地を試しやすい製品を選びました。 レビュー環境は、下記のとおりです。 OS:記載のあるものを除き、Windows10• お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT• 製品購入時期:2017年~2019年• ペンは初期設定の状態で使用。 ソフトなどは付属していないため、別途、お絵描きソフトを購入する必要があります。 WindowsOSを搭載しているので、Photoshop・CLIP STUDIO PAINT・SAIなどのグラフィックソフトを使用できます。 筆圧レベル8192段階に対応しており、筆圧の強弱がダイレクトに反映されます。 ペンの傾きにも対応しており、画面に直接描画できるので、非常にアナログに近い感覚で描画できます。 CLIP STUDIO PAINTの水彩ブラシを使った描画も、筆圧に合わせた濃淡を出しやすく、直感的な描画ができます。 アナログからデジタルに移行する方におすすめのタブレットPCです。 本体にファンクションキーがあり、ショートカットキーなどを登録できます。 ペンタブレットから移行する場合も、引き続きファンクションキーが使えて便利です。 キーボードやマウスなどを接続すれば普通のPCのように使うこともできます。 また、パソコンに接続すると、液晶タブレットとしても使用できます。 ミドルレンジ以上のモデルを購入すれば、レイヤーをたくさん使うようなイラストも、複数ページのマンガ作品も、ストレスなく描けるスペックです。 重さは約1. 44Kgと、他のタブレットPCに比べると少々重いですが、外に持ち歩いて本格的に絵を描きたい場合には、有力な選択肢です。 本体サイズ:228. 8 x 366. 6 x 17. 4 mm グリップパッドを含む• 描画領域:13. 3型 293. 76 x 165. 24 mm• 筆圧レベル:8192段階• 価格:228,800円~(2019年12月描きナビ編集部調べ)• PCとペンタブレットとソフトを購入する費用を考えると、コストパフォーマンスに優れています。 本体が小さく、持ち運びしやすいサイズなので、外に持ち出して描くのに向いています。 WindowsOSを搭載しているので、他のお絵描きソフトを使用できますが、一部動作しないソフトがあるので、事前に確認することをおすすめします。 ペンは非常に軽く、ペン軸の太さは鉛筆くらいです。 電池は必要ありません。 滑らかな描き心地ですが、標準芯はやや滑りやすいです。 購入時に、標準芯のほか、エラストマー芯とフェルト芯が付属しているので、描き心地をいろいろ試せます。 レイヤーをたくさん使うイラストなどを描く場合は、動作が重くなりやすいです。 パソコンとしてのスペックも割り切った部分があるため、通常のパソコンとして使用するのには向いていません。 描き心地は、で試せます。 1mm• 描画領域:10. 筆圧レベル:4096段階• 価格:76,667 円 税抜 (2019年10月描きナビ編集部調べ)• 別売の周辺機器を購入することで、用途に合わせた使い方ができます。 たとえば、WordやExcelが同梱されているので、別売のキーボードを購入すれば、ビジネス文書やレポートの作成などに使用できます。 同様に、お絵描きソフトをインストールして、別売のSurface Penを購入すれば、筆圧を活かしたお絵描きができます。 Surface Proがお絵描き用のタブレットPCとして優れているのは、専用のSurface Penでは、4096段階の筆圧レベルの描画が可能で、さらにペンの傾きにも対応している点です。 従来よりアナログ感に近いタッチで描画できます。 接続もペンのボタンを長押しするだけで簡単にできます。 ただし、Surface Penは電池式で、単6電池を使用します。 コンビニやスーパーでは扱っていない規格のため、通信販売や大型家電量販店で入手する必要があります。 替え芯のSurfaceペン先キットは、3種類の芯がセットになったものだけで、気に入った芯だけを買い替えることができません。 お絵描き環境としては、本体のキックスタンドがよくできています。 別売のスタンドを購入しなくても、ディスプレイを好きな角度にして設置できます。 机の上に置いてお絵描きするときのことも、考えられたデザインになっています。 ディスプレイのサイズを10インチにしたも販売されています。 SurfaceProに比べるとスペックが低くなりますが、価格を抑えたいときには、こちらを検討しても良いでしょう。 5 mm• 描画領域:12. 筆圧レベル:4096段階• 公式サイト: iPad ここでは、iPadをご紹介します。 レビュー環境は、下記のとおりです。 OS:iOS• お絵かきソフト:CLIP STUDIO PAINT• 製品購入時期:2017年~2019年• ペンは初期設定の状態で使用。 2インチ 第7世代 +Apple Pencil(第1世代)(Apple) 5万円でデジタルイラストが始められる!初心者におすすめの小型タブレット 2019年に10月に発売した第7世代となるiPadは第6世代から画面のサイズが大きくなりつつも、更に価格が抑えられ、Apple Pencilと合わせても5万円以内で購入できます。 色域や視差はiPad Airに劣りますが、絵を描くには困らないスペックなのでコストパフォーマンスはトップレベルです。 Apple Pencilは上位機種のiPad Airと同じものが使用できるため、描き味にも遜色がありません。 また、Smart Keyboardにも対応しています。 CPUがひとつ前の世代のものなので、OSのアップグレードが、早めに打ち切られる可能性があります。 その点に注意しましょう。 一番安い価格だと容量は少なめですが、CLIP STUDIOや外部サービスのクラウドストレージを使えば容量を気にせずにイラストを描くことができるので、とにかく安くデジタルイラストを描き始めたいという方におすすめです。 本体サイズ:250. 6 mm x 174. 1 mm x 7. 5 mm• 描画領域:10. 筆圧レベル:非公開• 価格:34,800 円 税別 ~、Apple Pencil(第1世代)10,800円(税抜)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 5インチiPad AirとApple Pencilの組み合わせは、線の追従性がよく、非常に滑らかな描き心地です。 ペンの傾きにも対応しており、鉛筆ツールを使用してCLIP STUDIO PAINTでスケッチを行うと、アナログに近いタッチで描画できます。 Apple Pencilのペアリングや充電は、LightningコネクタをiPad Proに接続するだけで設定でき、非常にシンプルな使い勝手です。 Apple Pencilは、文字通り鉛筆くらいの太さを再現していて扱いやすいですが、少し重いと感じるかもしれません。 ペン軸の種類は変更できません。 Pad Airは、A4サイズのバッグに収まるサイズで、重量も456gと非常に軽いため、外に持ち出して描くのに向いています。 iPad Proと比べると本体価格が安く、対応するApple Pencilも第1世代だけのため、iPadでお絵描きするには、比較的値段を安めに抑えられます。 さらに値段を抑えたい場合は、iPad(第7世代)とApple Pencil(第1世代)を組み合わせるのも良いでしょう。 本体サイズ:174. 1 mm• 描画領域:10. 筆圧レベル:非公開• 価格:54,800円(税抜)~、Apple Pencil(第1世代)10,800円(税抜)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 9インチiPad Pro(第3世代)+Apple Pencil(第2世代)(Apple) Apple Pencilがより扱いやすく!画面が大きく高性能なタブレット iPadとApple Pencilの組み合わせは、非常に滑らかな描き心地です。 描き心地以上に良くなった点は、Apple Pencilの扱いです。 Apple PencilがiPad Pro本体に磁石で装着できるようになりました。 それだけでペアリングや充電も行えます。 今まで以上にシンプルな使い勝手です。 その代わり、ペンにグリップなどを付けてカスタマイズすると、本体に装着できず、ペアリングや充電ができなくなることもあります。 装着面だけを残せるグリップなども販売されているので、探してみると良いでしょう。 iPad Airと比べると大きいですが、家の中で持ち歩くなら問題ない大きさです。 タブレットとしては大画面なので、広いスペースを使用して描画できます。 実際、iPad Proだけで作品を制作するプロのイラストレーターや漫画家もいることからも、プロの現場で使える性能を備えています。 本体サイズ:214. 9 mm• 描画領域:12. 筆圧レベル:非公開• 価格:iPad Pro(第3世代)111,800円(税抜)~、Apple Pencil(第2世代)14,500円(税抜)(2019年10月描きナビ編集部調べ)• 公式サイト: 結局どれがおすすめ? おすすめはWacom製ペンタブレット・液晶タブレット 機能面、実績、安定性、サポートを考慮すると、Wacom製のタブレットがおすすめです。 都市部の家電量販店や、大きな同人イベントなどで、直接描き心地を試せるため、安心感があります。 中国製の製品などと比較すると価格は高めに見えますが、ペンタブレットの替え芯などの消耗品も購入しやすく、長く使うためのメンテナンス面でも安心です。 トップブランドの信頼性は他には代えがたいものかもしれません。 Surface ProやiPad Proは描き心地を試しやすい 家電量販店では、iPadならAppleのコーナーに、Surface Proならパソコン売り場で販売されています。 これらを扱う家電量販店は多く、描き心地を試しやすいです。 店舗によっては、ペンを使った描画をメインにした展示があり、CLIP STUDIO PAINTなどのお絵かきソフトを使って、描き心地を試せます。 ただし、ペンタブレットと違って、お絵かきのためだけに開発された製品ではないため、ペンが使えても、お絵描きソフトが試せないこともあります。 中国など国外メーカーのタブレットはダメなの? 単刀直入に言えば、悪くはありません。 ただし、製品の購入や、使いこなしに多少手間とスキルが必要です。 試せる場所がもっとあれば安心できるかもしれませんね。 日本語の情報が少ない! 中国メーカーの場合、WEBサイト上の情報が、英語と中国語だけということもあります。 日本語対応していない製品の場合は、ドライバの設定画面が文字化けして、設定方法がわからなかったという話もあるので、購入時には、口コミ情報をよく確認しましょう。 今回レビューした製品に関しては、UGEE M708に付属しているドライバがWindows10に対応していなかったため、メーカーサイトからダウンロードしました。 マニュアルや箱の説明が英語だけのため、「UGEE M708ドライバ」と入力して検索し、表示されたメーカーのWEBサイト(英語)から、最新版のドライバをダウンロードしています。 同じ製品がいくつもある? たとえば、今回紹介したUGEE M708の場合は、OEMで発売されていて、複数のメーカーから同じ製品が発売されています。 UGEE M708:• Parblo A610:• XP-PEN Star03: タブレット部分は、ロゴが異なるだけで同じ製品ですが、メーカーや販売店によって、付属品やサービスが異なる場合があります。 たとえば、付属のペンの種類が、電池が必要な電池式、充電が必要な充電式、充電や電池が必要ない電磁誘導式など、製品により異なる場合があります。 電池の有無でペンの重さは変わりますし、ペンの種類によって描き心地が変わることもあります。 また、購入前に、ペンタブレットの替え芯などの消耗品の販売状況も、確認しておいた方がいいでしょう。 このほか、メーカーや販売店によっては、独自の日本語マニュアルや、手袋などが付属している場合があります。 視差を軽減するフルラミネーション加工 液晶ペンタブレットを試してみたけれど、思ったように描けない・・・という理由で購入を迷っている方は、視差に注目してみましょう。 紙に鉛筆で絵を描くのと違い、複数のパネルの層でできている液晶ペンタブレットでは、実際のペン先の位置と線の入力箇所にズレが生じます。 初めて液晶ペンタブレットで絵を描く際に思ったように線が引けないと感じる原因はこの視差によることが多いです。 操作に慣れるか、ペンの位置調整の設定を行うことで改善できる場合があります。 それでも視差が気になるという方は、液晶に【フルラミネーション加工】が施されているかどうかを確認してみてください。 フルラミネーション加工とは、映像を表示する液晶パネルから表面のカバーガラスまでの複数の層を圧着することで一体化する技術です。 この加工によって製造された液晶ペンタブレットでは、液晶パネルとカバーガラスの間の隙間がほぼゼロに近く、視差を限りなく減らした状態で線を描くことができます。 フルラミネーション加工のない液晶ペンタブレットに慣れている場合は、逆に視差の少ない液晶に違和感を覚えることもあるので、購入の際は気を付けてください。 買い替えを検討されている方は描き味が変わってしまうのを防ぐために、フルラミネーション加工されていないか確認してから購入するした方が良いです。 以下の製品はフルラミネーション加工を施している製品の一例になります。 Artist 15. 6 Pro(XP-Pen)• 公式サイト: Kamvas Pro 12(HUION)• 公式サイト: iPad Pro 11インチ、12. 9インチ(Apple)• 公式サイト: 最後に ペンタブレット・液晶ペンタブレットは、パソコンでデジタルイラストを制作するときに大事なパートナーです。 タブレットの使い心地で、描きやすさが大きく変わります。 実際の描き心地を試すのが一番ですが、近くにお店がない場合や、お店に売っていない製品が欲しい場合は、この記事だけではなく、いろいろな情報を見ることをおすすめします。 満足のいくペンタブレットを選んで、お絵かきを楽しんでくださいね! (制作 描きナビ編集部) 最新のお絵描きソフトの比較についてはこちらをご覧ください。
次のApplePencil 第2世代 はiPad 第7世代 で使えないため注意! これなら 約5万円で購入することができます! 容量は128GBと32GBがありますが、 お絵かき専用機として使うなら32GBあれば十分だと思います。 ただ、画像や動画をたくさん保存しておきたい場合は128GBをおすすめします! (32GBと128GBの価格差は1万円程度なので、予算に余裕があれば是非検討を!) 画面は 10. 2インチなので、絵を描く分には問題無いくらいの広さだと思います。 描き心地についても安定のAppleクオリティなので安心です! 私も上位機種のiPad Proを使っていますが、Wacom液タブ以上の描き心地ですよ! そしてこの『』は、OSが Windowsなのです! つまり、この機種であれば買い切り版の『 』が使えます! そのような理由で「 どうしてもWindows版じゃないと嫌だ!」という方におすすめです! ただ、iPadには優秀な買切ペイントソフトの『』もあるので、 一番安価に抑えたい場合は『』+『』+『』 になると思います。 (Procreateの価格は買切1,220円) パソコンが必要な液タブ パソコンへの接続が必要なタイプの液タブで、 安さ重視で選ぶとなると 海外製液タブが候補に挙がります。 「海外製液タブって大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、 最近はものすごい勢いで進化していてトップシェアのWacomに追いつきつつあります! あと液タブも道具なので、数年したら買い換えるはずです。 最初に安価な液タブを選んでおけば、 相性が悪かったら別の液タブや板タブに変えることも可能です。 そのため本当は安定のWacom液タブをおすすめしたいところですが、 入門機として購入するなら海外製液タブでも全然問題無いと思いますよ! XP-Pen Artist12 パソコンに接続するタイプの液タブで一番安いのは、 アメリカ企業『』社の『』です!• 3万円以内で購入が可能で、液タブとしては破格の値段です。 ただ一つだけ不満点があるとすれば、 『』には『 傾き検知機能』が搭載されていません。 傾き検知とは、ペンタブの傾き具合によって線の描写が変わる機能のことです。 例えば鉛筆を傾けて描くと薄くて太い線が描けるのですが、 傾き検知が無いとそういった線を再現することができません。 しかし、 そもそも傾き検知機能に対応しているブラシ自体があまり無いので、 そこまで気にする必要がある機能というわけでもありません。 (細かいことを言うとそれぞれの色域は表示できる範囲が微妙にズレています。 数千円の価格差でこの性能差は大きいと思うので、 もう少しお金が出せるなら『』をおすすめします! お金を出せるならWacomの液タブもおすすめ! 今回は安さ重視で液タブをご紹介させていただきました。 ただ、当ブログとしては Wacom製の液タブを推しています! 料金はかかるのですが、やはり性能と安定性ではWacomがピカイチだと思います。 過去にWacom製の液タブについて解説した記事もありますので、 そちらとも比較して検討してみてください。 海外製の液タブがどれだけ安いのかわかるはずです(笑).
次の液晶ペンタブレット(液タブ)は紙に直接絵を描くような感覚でデジ絵を描ける画期的なツールです。 様々なものが出ていますが、価格も機能もピンキリで、どれを選べばよいか迷うこともあるかと思います。 そこで、自分の調査結果と価格を踏まえ、おすすめの液晶ペンタブレット(液タブ)をランキング形式でご紹介したいと思います。 製品名 特徴 ワコム 液晶ペンタブレット15. 6フルHD液晶Cintiq16FHD【Amazon限定特典ブラシデータ付き】 描き味、筆感がとにかくリアルで紙に近い XP-Pen 液タブ液晶ペンタブレットArtist15. 6 機能面や性能面で充実しており、これ1台の購入で必要なものが揃う HUION 液晶タブレットKamvasGT-156HDV215. 6インチ ペン自体は充電式であり、特殊なバッテリーを適宜交換する必要がない XP-PEN製の液晶ペンタブレット『Artist15. 6』は、4万円以下で購入できる液タブです。 高機能ではないものの、マンガやイラスト、モデリングに必要な機能がしっかりと備わっています。 性能面では液晶ディスプレイがフルHDのIPSディスプレイを採用し、解像度は1920x 1080となっています。 また、ペン自体は筆圧感知機能だけでなく、バッテリーレスとなっており、バッテリー切れで作業ができなくなる心配がありません。 さらにショートカットキーはカスタマイズ可能であり、最大6個までのキー設定が可能です。 機能面や性能面で充実しており、これ1台の購入で必要なものが揃うため、初心者の方でも購入して直ぐに使用ができます。 HUION製の液タブ『Kamvas GT-156HDV2』は、液晶ディスプレイが大きいのが特徴です。 液晶ディスプレイんサイズは、15. 6インチとモバイルPCよりも大きなサイズになっています。 液晶ディスプレイ表面にはアンチグレアガラスが採用されており、映り込みや光の反射も防げるため作業効率の悪化も防げます。 カスタマイズ性としてはエクスプレスキーいわゆるショートカットキー設定を14個まで行うことができるため、自分の作業に作業を合わせ易くなります。 その他、ペン自体は充電式であり、特殊なバッテリーを適宜交換する必要もなく、夜間や早朝に電池を買いに行くという手間もありません。 また、消耗品となってしまうペン先も8本付属するため、ペン先がつぶれてしまっても安心です。 第9位 ワコム 13. 3フルHD液晶ペンタブレット タッチ機能 Cintiq 13HD touch 筆圧感知2048レベル、角度検知等、性能面はCintiq 13HDと同じです。 違いはタッチ機能がついているかどうか。 左手でタッチ機能で拡大縮小やコントロール調整をしながら、右手で書いていく操作は、予想以上に作業効率が向上し快適です。 作業効率や作画速度を重視される場合は、こちらの機種がおすすめです。 第10位 ワコム 液晶ペンタブレット 21. 5インチ Cintiq22HD 画面が21. 5インチの液晶ペンタブレットになります。 本格的に作画をされる方、画面が大きいほど書きやすい、というか方におすすめです。 本体サイズが大きめですので、基本的には常設になります。 画面の左右に計16個ファンクションキーも用意されており、好きな機能をワンクリックで呼び出せます。 従来ワコムの板タブレットを使われていた方もすんなり移行できると思います。 Cintiq22HDとCintiq22HD touchの違いは、タッチ機能の有無だけではありません。 ハードウェアキャリブレーションにも対応しており、22インチクラスの本格的な液タブを使われる方には断然Cintiq22HD touchをおすすめします。 液タブ比較一覧 製品名 特徴 ワコム 液晶ペンタブレット15. 6フルHD液晶Cintiq16FHD【Amazon限定特典ブラシデータ付き】 描き味、筆感がとにかくリアルで紙に近い XP-Pen 液タブ液晶ペンタブレットArtist15. 6 機能面や性能面で充実しており、これ1台の購入で必要なものが揃う HUION 液晶タブレットKamvasGT-156HDV215. 6インチ ペン自体は充電式であり、特殊なバッテリーを適宜交換する必要がない GAOMON 液晶ペンタブPD156015. 6インチIPSHD コストパフォーマンス重視 HUION 液晶ペンタブレット19. 5インチGT-191 外部機器への接続インターフェイスがHDMI、DVI、VGAと豊富 HUION 21. 5インチ液晶モニターGT-220液晶ペンタブレット 21. 5インチと大きな画面 ワコム 液晶ペンタブレット13. 3フルHD液晶CintiqPro13DTH-1320 筆圧感知が8192レベル HUION 19インチ液晶モニターGT-190液晶ペンタブレット コストパフォーマンスに優れており、5万円程度で購入可能 ワコム 13. 3フルHD液晶ペンタブレットタッチ機能Cintiq13HDtouch 作業効率や作画速度を重視 ワコム 液晶ペンタブレット21. 5インチフルHD液晶ペンタブレットモニター ホットキーが配置された小型リモコン付き XP-Pen 21. 液晶ペンタブレットとの違いはまさにここで、アナログでの絵描きと大きく異なる点でもあります。 いままでアナログで書いてきた人は、ペンタブレットに違和感を感じ、慣れるまで時間がかかったり、結局なじめなかったりするので、これからデジ絵に取り組みたい人には液晶ペンタブレットをおすすめします。 メーカー やはりワコムがおすすめです。 ペンタブレット(板タブ)での実績とノウハウが十分で、筆圧感知・応答速度・ソフト側の対応など多くの面で優位性があります。 よりアナログに近い書き味を追及しており、さらに使いやすくなっています。 サイズ 本格的にデジ絵に取り組む場合は10インチは欲しいところです。 画面の拡大・縮小などの機能はありますが、サイズが小さければ全体をイメージすることが難しくなり、紙に書くようなアナログ感が薄れます。 ただし、あくまで設置スペースが確保できていることが前提です。 一方、小サイズだと、ベンチに座りながらや寝ころびながらも使えるので、気軽にどこでも使いたいという人には逆に小サイズ液晶ペンタブがおすすめです。 (板タブでは画面が別に必要なのでこのような使い方は無理) 液タブおすすめランキングのまとめ 液晶ペンタブレット(液タブ)は、紙に直接描くのと同じ感覚でデジ絵を描くことができる画期的なツールです。 以前は、筆圧感知が貧弱であったり、ペンと液晶パネルの距離が大きいなどいくつか課題がありました。 しかし、昨今の液晶パネルの技術向上により多くの課題が改善し、液晶ペンタブレットは今ではデジ絵作成を効率的に行うツールとして確立されています。 板タブで蓄積されたノウハウや機能と、品質向上した液晶パネルの組み合わせにより、今までにはなかった新しいデジ絵作成の手法が出てきています。 デジ絵を目指す方、デジ絵に携わっていく方には、ここに挙げた液晶ペンタブレット(液タブ)をおすすめします。 ペンタブレット(板タブ)おすすめランキング 続いてペンタブレット(板タブ)のおすすめをランキング形式で説明していきます。 ペンタブは型式によってかなり機能差があります。 使い慣れてくるほどに、様々効果を発揮してくれますので、これからペンタブを使っていこう、という方には、上位機種のIntuos Proシリーズを強くおすすめします。 筆圧感知2048レベルははっきり言って快適!紙とペンで書いてる感覚に本当に近いです。 違和感なく使えるので、ペンタブであることを気にせず集中して描くことができます。 この描くことに集中できる、ということがIntuos Pro Mサイズの最大の効果です。 ポインタ読取速度が速く、ペンタブの動きになめらかに追従できますし、傾き検知も可能でよりアナログでの絵描き感覚で操作できます。 機能が充実しており、上級者にももちろんおすすめですが、なにより初心者に絶対おすすめです。 「初心者ほどよく切れる包丁を使え」と言いますが、まさにその通りで、あまりに安価なペンタブを初心者が使うと、はっきり言って思った通りに描けません。 思った通りに描けないからそのペンタブに描き方を合わせてしまいます。 これではペンタブ使用が長続きせず、上達することもなく、いずれペンタブを使わなくなってしまいます。 タッチホイールも自分にあった設定を行うと効率性抜群です。 サイズについても、大きすぎず小さすぎずのMサイズ一択でOKです。 Mサイズであれば、ペンタブでの移動とモニタ上のポインタの移動がイメージ通りに一致しやすく、思ったとおりにポインタを移動させたり、絵を描くことができます。 Sサイズは想像以上に小さいです。 後述しますが、Sサイズはペンタブを絵描き以外のPC操作にも使う方におすすめしますが、絵描きをする場合、特に初心者にはおすすめしません。 Lサイズについても後述しますが、上級者向け、本格絵描きさん向けです。 キャンバスに腕を振って大きく絵を描くのに適しています。 しかしペンタブ初心者が腕を動かして操作すると、すぐに疲れてしまっておすすめしません。 ワイヤレスキットが標準で入っていますので、USBケーブルを気にせずペンタブの配置ができます。 Intuos ProのLサイズになります。 機能的にはMサイズと同じになります。 こちらは、上級者、特に本格的に絵を描く方におすすめです。 特徴は何よりタブレットのサイズが大きいことです。 通常のキャンバスに絵を描くように腕を使って大きな動作で絵を描くことができます。 すでにペンタブを違和感なく使用できる方が、さらにアナログに近い感覚で絵を描きたい、ステップアップしたいときに最適です。 筆圧感知2048レベルや、ポインタ読取速度の速さのおかげで、大きいキャンバスでも線がカクカクしたりすることがありません。 これらの機能の充実は、大きいキャンバスでこそ力が最大限発揮されると言ってよいです。 絵を描く力のある方にこそ、その画力を最高にする製品としておすすめします。 Intuos ARTは、Intuos Proと比較すると、機能的に劣ります。 そのため、継続的に使うよりは、一時的・断続的に使いたい場合や、まずはペンタブがどういうものか分からないので使ってみたい、という場合におすすめです。 Intuos Proに機能が劣ると言っても、通常の絵描きや、まだペンタブに慣れていないような方が操作するのには、問題ありません。 付属するPainter Essetial 5は、ペイントソフトとしての基本機能を十分備えており、ほとんどの作画に対応できます。 ただ、個人で購入して継続的に使っていきたいとお考えの方は、意外に早くIntuos Proが必要になる時期が来ますので、そちらをおすすめします。 ワコムのペンタブでは最も安価な製品になります。 ごく簡易的にペンタブを使いたい、暫定的に使いたい、狭いスペースで使いたい、という方におすすめです。 機能が絞られていますが、基本的な機能はそろっていますので、最もコストパフォーマンスに優れた製品です。 ペンタブの使用用途が明確でマッチしている人であれば十分活用することができます。 サイズがSサイズしかないため、ペンタブ操作に慣れている方向けです。 一般に、安価で低機能な製品は初心者向けと言われますが、このペンタブに関しては、使用用途が明確ですでにペンタブに慣れている上級者向けが、使用用途を限定してコストを下げるのに有効な製品と考えられます。 逆にこれからどのようにペンタブを使っていくか明確になっていない場合は、すぐに機能が足りなく感じる恐れがあるため、おすすめしません。 ペンタブの選び方 ペンタブを選ぶにあたって重要視した方が良いポイントを簡単にご説明致します。 ペンタブのサイズ ペンタブの使い勝手に直接影響します。 サイズが大きければ、細かな操作が可能ですが、腕全体を動かす必要があるため、絵の描き方によります。 サイズが小さくても、画面を拡大して細かな場所を描くことは可能です。 ペンタブの設置場所にも影響します。 よりアナログに近い感覚で使うために、モニタ・ペンタブ・自分が直線に並ぶように設置しましょう。 ペンタブの筆圧感知レベル 筆圧感知はペンタブの命とのいえる機能です。 筆圧感知レベルが大きいほど、微妙な筆圧の違いを表現できるため、よりアナログの感覚に近づきます。 筆圧の強め・弱めは設定で調節できます。 ペンタブの応答速度 ペンタブを移動させたときに、画面上でカーソルがしっかり追従できるかを示します。 応答速度が遅いと、ペンタブの動きより遅れてカーソルが動くため、思った場所に思った線を描きづらくなります。 ゆっくりペンを動かす場合は、応答速度が遅くても影響はすくなくなります。 ペンの書き味 ペンタブの表面は硬かったりざらざらしていたりします。 よりアナログの紙へ書く時と同じ書き味を再現するには、若干ざらざらしているものが望ましいです。 ワコムの最新ペンタブは表面がややざらざらしており、よりアナログに近くなっています。 ただし、表面がざらざらしているとペン先との摩擦が大きくなるため、ペン芯のすりへりが早くなります。 ペンタブの寿命ってどれくらい? ペンタブは基本的に一度買って大切に使っていると、壊れない以上は一生使えるデバイスです。 今回はペンタブの寿命と買い替え時期について解説したいと思います。 ペンタブの寿命は4年から5年 ペンタブにかぎらずデジタル製品の寿命は、平均で3年から5年ほどと言われています。 これは機器自体の経年劣化も考えられますが、多くの場合はソフトやOSの更新にデバイスのドライバなどが更新されなくなり操作ができなくなってしまうというものです。 ペンタブは比較的頑丈なデバイスですが、大体平均的に考えて4年から5年のサイクルで買い換えている人が多いようです。 ペンタブの寿命はドライバの寿命 ペンタブの大手販売元であるワコムは毎年新しいモデルのペンタブを販売しています。 店頭では新しいモデルがでると最新モデルとその一代前のモデルまでが展示され、在庫切れ次第店頭から消えていくようです。 ワコムのペンタブは今まで多くの種類がでていますが、ドライバに関しては比較的古いものもアップデートされているようです。 ですがやはり、初代や2世代目、3世代目はもうすでにサポート外にあるようでドライバの更新は止まっているようです。 同じように交換用パーツなども販売休止になっていくようです。 (芯などは現行製品のものでも代用できます。 ) ソフトのアップデートにペンタブのドライバがついていけなくなる 肝心のフォトショップやクリップスタジオなどのソフトのほうが新しいモデルにアップデートしていくため、ペンタブのドライバがこれらのソフトの更新についていけなくなってしまうと非常に使いにくくなってくるため、ドライバの更新が止まってしまった場合は寿命と考え、買い替えを考慮したほうがいいと思います。 ペンタブが壊れてしまったら ドライバの寿命が来る前に物理的に故障してしまうことがあります。 保証期間内の故障であれば製品を取り替えてもらうことができますが、保証期間が過ぎている場合は修理代金を請求されることがほとんどです。 修理代金は平均で1万円以上、液晶タブレットなどの場合は3万円以上かかるとみていいと思います。 液晶タブレットの場合は製品が高価ですのですので修理するために数万円かかるのは今後も使用するためには許容できる範囲です。 ペンタブの場合は1台が最高でも5万ほどですので、修理代などを加味すると新しい機種を買ってしまったほうが結果的に安くつくかもしれません。 使わなくなったペンタブはワコムで回収 壊れてしまった、もしくはもう使わないペンタブはワコムが回収してくれます。 ワコムはペンタブのリサイクル事業を展開しており、送料を負担してペンタブを送るとリサイクルしてくれます。 もしも、まだペンタブが動く状態であればヤフオクなどで出品する、もしくは中古ショップに売るなどすれば新しいペンタブを購入するための資金にもなりますのでそちらもおすすめです。 ペンタブの寿命まとめ ペンタブには明確な寿命はありませんが、買い替えどきは少なからずあります。 新しいソフトに動作がついていかなくなったり、ドライバが更新されず新しいソフトに対応していなかったりすることです。 実際に、買い替えに迷った時は自分で口コミなどをよく調べて、実機を店舗などで操作してみるのをおすすめします。 現行使っているものよりも同等サイズのものか大きいものを購入するのが個人的におすすめです。 旧モデルのもので上位クラスのものはヤフオクや中古ショップでも人気が高いので見かけたら早めに手に入れて置いたほうがいいかもしれません。 中古品を買う場合は付属品や使用年数などちゃんと確認して購入するようにしてください。 ペンタブの便利な使い方 ペンタブを買ったものの使い方がよくわからない、ペンタブには慣れてきたんだけど、もっと便利な使い方はないかな?と思ったことありませんか? ここでは、ワコムのIntuos製品をベースに、ペンタブの使い方をご紹介したいと思います。 ペンタブ製品の基本的な使い方の他、ペンタブをより快適に使うためのおすすめ設定、さらにはペンタブをこんな風に使うとより便利ですよ、といったおすすめ使い方も提案していきたいと思います。 製品の基本的な使い方 モニタとタブレットと自分を直線状に並ぶように配置する モニタとタブレットと自分を直線状に並ぶように配置します。 そうすることで、ペンの動作とモニタ上のポインタの動作が連動しているものとして頭の中で認識しやすくなります。 ペンタブを使う場合は、ペンタブの配置場所をある程度優先的に確保することが、使いやすいペンタブにする第一歩です。 どうしてもモニタと自分の間にタブレットを配置するスペースを確保できない場合は、キーボードの横、利き腕がある方にタブレットを置きます。 この場合、ペンの移動とモニタ上のポインタの移動が頭の中でリンクしにくくなるので、よりたくさん練習する必要があります。 モニタを見ながらペンを操作する モニタを見ながらペンを操作します。 ペンを見ながら操作してはいけません。 最初は特にポインタを思った場所に置くことが重要なため、ポインタを見ながら操作するようにして、ペンの場所とポインタの場所を紐づけます。 タブレットの入力認識範囲全体がモニタ全体と対応していますので、絶対座標で場所を指定していきます。 モニタ上の思った場所にポインタを一発で持ってこれるようにします。 ペンはやや垂直に持つ ペンはやや垂直ぎみに持ちます。 ペンを斜めにしすぎると、座標や筆圧を精密に感知できず、書き手の感覚と微妙な誤差が発生してしまいます。 ペン入れ時は、タブレットに垂直におろす ペン入れ時は、ペンをタブレットに対して垂直に下して入れます。 これは、狙ったペン入れ場所にずれなく入れるためです。 飛行機が着陸するようにペン入れすると、入れる場所がずれやすくなります。 数をこなして慣れてくれば、自然とソフトランディングでも思った場所にペン入れできるようになります。 消しゴムは白ではなく透明 作画ソフトには描いた線や色を消す消しゴム機能があります(ペンのペン先と反対側についている消しゴムも同様)。 消しゴムを使った消すと、モニタ上では消された箇所が白色に表示されます。 しかし、消しゴム機能は白色を塗る機能とは別物です。 消しゴムで消した箇所の色は「白」ではなく「透明」です。 モニタ上で白く表示されるのは、キャンバス自体の色を表示しています。 ペンタブをより快適に使うためのおすすめ設定 タッチホイールにキャンバスの回転を割り当てる タッチホイールにキャンバスの回転を割り当てると、右にペンをもって書きながら、左手のタッチホイールでキャンバスを回転させ、書きやすい角度に調節することができます。 アナログで行うキャンバスの回転操作と非常に近い感覚で作業が行えるため、直感的にわかりやすく、自然な感覚で作画を続けることができるので疲れません。 サイドスイッチにアンドゥと消しゴムを割り当てる ペンには、サイドスイッチが2個ついています。 これには様々な機能を割り当てることができます。 おすすめなのは、サイドスイッチに「アンドゥ」と「消しゴム」を割り当てることです。 描き損じたら、サイドボタンを押すだけで瞬時に取り消され、元の状態に戻りますので、またすぐ書き直しができ、集中を切らさずに作画を継続できます。 また、はみ出した箇所を消したい場合は、もう一つのサイドスイッチを押して、ペン先を消しゴムに切り替えます。 こうすることで、いちいちもペンを反対向きに持ち替えずに、すぐにはみ出た個所を消すことができます。 タブレットモードを「文字認識」モードにする IntuosProでは筆圧レベル、傾き検知、読み取り速度などスペック全体が優れているのが特徴です。 しかし、初期設定時の状態では、機能的に半分程度しか性能が出ない場合があります。 その設定とは、「タブレットモード」の設定です。 「ワコムタブレットのプロパティ」からタブレットを選ぶと設定画面になります。 初期設定では「標準モード」になっています。 このモードでは、様々な機能が半分程度にしか機能しません。 そこで、この設定を「文字認識」に切り替えます。 この設定により、IntuosProが持っている性能をフルに発揮することができるようになります。 素早く曲線を描いた時のなめらかさなど、書き味がかなり違ってきます。 「筆圧レベルの互換性」のチェックを外す IntuosProでは筆圧レベルが最高2048となっていますが、初期設定では1024までしか性能を発揮しないようになっています。 これは、「筆圧レベルの互換性」設定によるもので、筆圧レベルが1024までしか対応していないソフトウェアでも使えるようにするための機能抑制措置です。 もしお使いのソフトウェアが筆圧レベル2048に対応しているのであれば、「筆圧レベルの互換性」設定を無効にすることで、筆圧感知レベルを上げてフルの性能を使うことができるようになります。 設定箇所は、「ワコムタブレットのプロパティ」から対象のペンを選び、「ペン」タブを開いて「オプション」を開いたところにあります。 タブレット面にコピー用紙を貼って摩擦を増やす タブレット面は、つるつるではなくややざらざらした質感になっていて、よりアナログに近い書き味が得られるように工夫されています。 しかし、それでもアナログ感との違いに違和感を感じるようでしたら、タブレットにコピー用紙を貼ることで、より自然な紙の感覚が得られる可能性があります。 紙を敷いても筆圧その他ペンタブとしての感度にはほとんど影響はありませんので、一度試してみていただければと思います。 より便利なペンタブのおすすめ使い方 OS操作に利用する ペンタブはポインティングデバイスですので、通常のOS上の操作もマウスと同様の作業ができます。 しかし、使いようによってはマウス以上に快適に使うことができます。 特に便利なのは、絶対座標になっているため、一発で行きたい場所に行けることです。 マウスでは、モニタの端から端まで移動するのに、何度かマウスを持ち上げて追加移動のような操作が必要な場合があります。 ペンタブでは、タブレットの端から端にペンを移動すればOKですので、移動距離が足りなくなるようなことはありません。 WEBブラウジングに利用する WEBブラウジングで必要となる操作は、基本的にスクロールとリンクのクリックです。 ペンを使えば一発でリンクをクリックできますし、タブレットを指でなぞって画面をスクロールするので、直感的に操作でき、快適です。 WORDなどの資料を手書きで添削 先輩が後輩の資料をチェックする場合など、一度印刷させて、そこにアナログペンで書き込む場合があります。 この作業をPC上で完結することができます。 MS-OfficeのWORDやPowerPointには、手書きで追記する機能がありますので、ペンタブで手書きの添削を行うことができます。 添削した内容そのものを電子データとして保存しておくことができます。 スニッピングツールでキャプチャした画像に手書きで補足 ソフトウェアの操作手順をWEBに記載する場合など、操作途中のソフトウェア画面をキャプチャしてWEBに貼り付けることがあります。 このような場合、Windowsに標準でついている「スニッピングツール」を使ってモニタ画面の任意の矩形をキャプチャし、そのままスニッピングツール上で、手書きで補足を追記した上で画像として保存することができます。 ですので、操作画面をキャプチャして、設定箇所などを丸や矢印で目立たせたりすることが、容易にできるようになります。 ペンタブの便利な使い方まとめ ペンタブ製品の基本的な使い方、より便利に使うためのおすすめ設定、ペンタブのより便利なおすすめ使い方をご紹介してきました。 ペンタブは、マウスではできない精密な操作が可能で、よりアナログに近い感覚で絵を描いていくことができます。 しかし、それは、基本的な使い方をしっかりマスターし、環境に合った適切な設定を行うことで、さらに効果を発揮していきます。 さらに、絵を描く以外の場面でもペンタブを有効に活用することで、さらに効率的に作業を行うことができるようになります。 まだまだペンタブの意外な使い方があるかもしれませんので、ご自身にあった便利な使い方を探してみるのも面白いと思います。 初心者が注目するべきペンタブのメーカー サポート体制 ペンタブレットと聞いて思い浮かぶことはなんでしょうか。 形、機能、イラスト、値段、色など人によって様々でしょう。 ペンタブレットを選ぶ基準において、忘れてはならないことのひとつ。 それは、メーカーです。 ペンタブレットは、多くの人から見て、決して安い買い物とは言えないでしょう。 もちろん板タブでしたら、ある程度安いものもありますけれども。 故障したとき、不良品だったとき、メーカー側のサポート体制が整っていないと不安になるのではないでしょうか。 英語が得意でも安心はできない 壊れてしまったときには、自分で修理の依頼を申し込まなければなりません。 サポートセンターに問い合わせたり、修理を依頼したりするなど、実際に申し込むときには電話かHPのメールからです。 海外製品だと、説明書などは翻訳されているけれど、当然電話は外国のスタッフですし、HPには翻訳機能がついていない、なんてこともありえます。 たいていの場合は英語が必要になってくると思いますが、ペンタブレットは一応特殊なpc周辺機器です。 専門分野によほど精通していない限り、ある程度英語が得意でも不安が残るのではないでしょうか。 母国語で安心 その点、日本製のペンタブレットなら安心できます。 日本語ですから、申し込むのにおそらくなんの問題もないでしょう。 製品を工場に送る際にも、日本の郵送制度を使って国内に送れば良いわけですから、難しいことはありません。 送料的にも安く済むはずです。 また、日本の企業は海外に比べ、サポートが手厚くなっていることが多いです。 これから長く付き合っていくはずのペンタブレットですから、安心して利用し続けられるものが良いですよね。 高い技術力をほこる 自分の持っているペンタブレットはもうサポート対象外製品になったけれど、未だに使えるので壊れるまでは使い続けようと思っている。 そんな人を見かけることもあります。 これはメーカー側がほんの1、2年しか保証しないという意味ではありません。 年々技術は進歩していますから、もちろん新商品は常に発売され続けています。 性能も上がっています。 ですから、多くの人たちは、何年という単位である程度ペンタブレットを使用したら、次のものに移ります。 描き心地など、驚くほど急速に変化を遂げていますし、新機能がつくこともあるからです。 したがって、次第に古い製品のユーザーが減っていくのは自然の摂理と言えるのかもしれません。 メーカーがもうサポートを外しても良いと判断できるくらいユーザーが少なくなるというのは、それほど発売から長い年月が経ったということです。 それでもまだ壊れず、使い続けようとする人がいるところに、日本のメーカーの技術力の高さを感じます。 耐久性に優れた壊れない機器。 これもまた、選ぶ上で大切なポイントとなると思うのです。 注目すべきポイントは、まずは自分が安心して使用できるメーカーの製品かどうか見極めることだと言えるでしょう。 ペンタブレットは機械ですから、その程度に差はあれど、いつかは壊れてしまうものです。 しかし、軽い故障ならば買い換える必要はないかもしれません。 修理に出せば直ってしまうことももちろんあります。 まずは、修理を依頼しやすいかどうかを検討しましょう。 安心して利用できるメーカーを見つけて、長く楽しく使用してくださいね。
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